自分を外側から見る
ヒプノセラピーでは、催眠下で時折自分から離れて上から俯瞰してみることがあります。場所や場面を大きく捉えて状況を感じるときや、心理的に辛い場面を体験しているときなどに、心の負担を減らす目的で使われます。
催眠下で実際に体験してみると、自分の体から意識が離れた瞬間にスッと気持ちが切り替わり、落ち着いて状況をみて理解し、理想的な方向へ進めるように物事を書き換えたり、上書きしたりしていくことができます。
日常生活でもこの俯瞰してみる力は重要で、問題に直面した際、焦りや不安に囚われて客観的に状況を見ることが難しいことがあります。さらに、結果が成功したとしても、潜在意識にその際の焦りや不安が記憶され、同じような状況に出会ったときに、焦りや不安を繰り返し体験して緊張が続くことがあります。これは、その理由を理解せずに、上手く乗り越えたことを評価できていないからです。
潜在意識の中には自分で気がつかないうちにこのような緊張が蓄積されてしまうことがあります。
普段の生活の中で全体を俯瞰して考える習慣ができると、客観的に物事を見ることで余分な心配をせず、状況を判断し、自分の希望が叶うためにどう行動すべきかを冷静に予測できるようになります。
自分で自分の意識を理解してコントロールできるようになることはとても重要です。
コメントを残す