ヒプノセラピー(催眠療法)前世療法

    前世療法のお話

「前世」の記憶がある方が世界にはいらっしゃるそうです。

人は亡くなった後に転生するという考え方があります。

前世というと、魔法やオカルト的なイメージがあるかも知れませんが、そうではありません。

前世療法とは、催眠状態に入り、現在に影響を与えている前世の出来事を思い出し、そこにアプローチすることでトラウマなどのネガティブなエネルギーを解放する心理療法です。

カウンセリングでは、現在抱えておられる問題についてじっくりとお話をおうかがい致します。(その際に現状に大きな課題がある場合は、そちらを解決してから前世に回帰することも重要になります。)

お話しいただいた内容から問題を絞り込み、退行のカギを見つけてそこから前世に誘導していきます。

前世はたくさんあると考えられていますので、セラピーでは、今現在の問題に関係のある前世(見る意味のある前世)に導き、その生で経験した、今世に問題を与えている重要な出来事を振り返ります。

特に問題になるものが、ネガティブなもので、恐れ、不安、悲しみ、怒り、寂しさ、自己否定などの感情や凍りついた感覚です。

それらを浮かび上がらせ、古い痛みや傷を受けた魂の記憶や感情から自身を解放し、本来の自己に回帰することで現在の問題も解決できるようになります。

前世を見る体験をすると、現在に影響を及ぼす記憶の気づき、癒しなどの問題解決の他に、

 

 不安が軽減し、何かに過剰なこだわりを持つことが少なくなる

 人生の課題や目的、使命がわかる

 自分の中の神聖な力に目覚め、不安や迷いから解放され、霊性が高められる

 パワフルな前世のエネルギーを受け継ぐ

 死に対するイメージが変わる

◯ 深いリラクゼーションや感情の解放という身体的・心理的な変化が得られる

などの効果もあります。

 

これまでのところ、前世の存在は科学的に解明されてはいません。
しかし、ヒプノセラピーでは、前世の有無よりも、心理療法としてのその効果に注目しています。

  

 

 

《前世療法の進め方》

1.カウンセリング
お悩みや気がかりになっていることをじっくりとおうかがいし、解決の糸口を探ります。
その際他の手法も考慮に入れて、前世療法が最適かどうかもクライアント様とご相談いたします。

2.催眠誘導
楽な姿勢になっていただき、リラックスしながらゆっくりとイメージを引き出して、自然に催眠状態に入れるように導いていきます。

3.前世の記憶を引き出す
服装や性別、年齢や国(場所)、時代などのイメージを引き出しながら、周りで起こっていることや自分がしていることなどを探っていきます。
状況によって当時の家や家族関係を確認することもあります。

4.前世での重要な場面に導く
その人生での大きま出来事に入り、その時の状況や感覚、感情から今世に繋がる問題を見出し、自身を解放することで魂を癒していきます。
必要に応じ、当事者と対面するなどして記憶の上書きを行い、トラウマなどのマイナスエネルギーを解放して新しい感覚や感情を得ます。。

5.前世での死の直前の場面に導く
周りの状況や前世での人生を振り返り、自分が伝えたかったことなどを理解していきます。

6.中間世に導く
死後の世界の中間世(新しく生まれ変わるまでにいる世界)に入り、終えたばかりの人生から学んだことや気づいたこと、来世に持ち越したことなどを感じとります。

7.ハイヤーセルフ(高次元の自分)と対面する
聞きたいことや疑問に思うことなどを質問していただいた後、ご自身と統合します。

8.解催眠
数のカウントで次第に気分良く目覚めていきます。

 

前世療法のセッション後は、「これは本当のことなのですか?」と聞かれることがよくあります。

クライアント様の前世でのお姿や出来事が思いもよらなかった内容であったり、そのイメージがとても鮮明だったりする場合は驚かれて疑問を持たれるようです。

それが本当のことなのかは誰にも分かりません。しかし、そこにはいつもご本人だけに分かる深い気づきがあります。

催眠状態で分かったことと現実の間に何かしら符合することがあったり、それが腑に落ちたりすることでご本人が納得されると、それまでの不安が解消されて症状が軽くなることが起きるのです。

前世療法では、前世での自宅を見たり、その当時の家族と出会うことがあります。
その家族の中に現世でも繋がりを持つ人が分かる場合もあります。
現世での妹が前世でも自分の兄弟だったことを知り、深い絆を感じる方もいらっしゃいます。

前世療法を受ける前には、今抱えている問題がどのようなものなのか、それには前世療法が適切なのか、また、前世を見ることで何を得たいのかということをご自身で把握しておくととても良いと思います。

 

 

【注意点】
前世療法はあくまで心理療法の一つです。セッションでトラウマや否定的な記憶が現れた際に現在の心理状態に影響を及ぼすこともあることから、何を目的としてどのような前世を見るのかをしっかりと確立しておくことが大切です。その為には、自分に合ったタイミングで心身の状態をしっかりと把握し、無理のないセッションの計画をセラピストと立てることをお勧めします。

 

 


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