自己暗示とは?(暗示療法)
皆さんは、「暗示」と聞いたらどんなイメージを思い浮かべますか?ちょっと怖い感じがしますか?
何か特別な感じがあるかもしれませんが、実は日常にはたくさんのそうした瞬間があります。例えばテレビのCMや電車の広告などがそうです。何度も同じものを見かけると、そのアイテムに興味を持つようになり、つい購入してしまうこともありますよね。お菓子などは子供でもそうです。
自己暗示とは、自分に対して言葉やイメージなどを用いて、意識や行動に影響を与えることです。ポジティブなメッセージを送り続ければ、行動や習慣が改善され、自己実現や目標達成につながる心理技法です。
具体的には、
・自己イメージの向上
・行動変容の促進
・ストレスの軽減
・集中力の向上 などが挙げられます。
このようなメリットがありますが、行う際には注意も必要です。誤った目標を設定したり、方法を間違えてしまうと過剰な自信を持ってしまい、注意力や判断力などが低下してしまうこともあります。
したがって、現実とのバランスを考え、自分に対する適切な評価を行いながら、効果的に行うことが大切です。
《暗示文の作成》
あなたの変えたいことや問題は何ですか? どのように改善したいですか? その問題がなくなれば、あなたの人生はどんな風に良くなりますか? 具体的に考えながら作ってみましょう。
ルールとしては、1つ目は、目標が無理のない現実的なもので、自分がその実現を信じられるもの。つまり、突拍子もないことではなく(月に住みたいとか子供に戻りたいなど)、現在の生活の延長線に感じられるような自分が達成した姿を想像できることです。2つ目は、計測可能なものであることで、具体的で達成度が分かることです。文章には、否定的な言葉は使わず肯定的な表現を用います。また、現在形の言葉で簡潔に書くといいです。数字やプラスの感情が入っているとなおいいです。最後に自分にご褒美を用意することもお忘れなく。
(例)私は、自分のケーキ店で仕事をしていて毎日ワクワクしています。今月はお客様が400人きて安心な 気持ちを持っています。ご褒美に前から欲しかったスニーカーを買います。
時刻を決めて、達成した自分の姿を思い描きながらできれば1ケ月以上続けましょう。
潜在意識にインプットできれば、あなたの考えや行動が変化していきます。
エミール・クーエ
毎日あらゆる面で私はますます良くなっている
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