臨床美術士への道 1

皆さま、こんにちは。

臨床美術4級取得コースの受講を終えました。(芸術造形研究所)
これから受けられるご予定の方やご興味をお持ちの方に少しでも役立つことがあればいいなと思ってご報告します。

朝10時からの開始で、午前中は一緒に受講する皆さんとの自己紹介やこれからの学習内容の説明があって、ワクワクのスタートです。私たちは、オンライン講習を受けたので、ダンボール一杯に送られてきた教材の確認や課題の提出方法などの説明があり、その後短い臨床美術の取り組みについてのビデオを観て終わりました。

ビデオは、臨床美術の高齢者や子どもに関する研究や、社会人・子育て支援・認知障害など各施設でのプログラムの展開、また効果の測定方法などが紹介されていて、短時間でしたがとても興味深かったです。

午後からは制作活動で、1つ目の課題は「思い出の空を描く」という水彩のプログラムです。水彩絵の具の滲みの技法の練習にもなりました。みんなで自分の心に浮かぶ空の話をしながらリラックスして描きました。私のは時々見るピンク色の夕焼けの空です。皆さん色とりどりの素敵な空を描いていました。

2つ目の課題は、粘土の「土偶」作りです。先生の面白い土偶の写真集をみんなで見ながらイメージを持ちました。土偶は願いを込めて作られるものだそうで、みんなで自分が用意した石をぎゅっと握って思いっきり石に自分の願いを込めます。その石を粘土で包んでグニグニ握って土偶にしていくのですが、願いを込めることで自分の制作に対する意識が変わるというか、このあたりがただの粘土制作に終わらせない臨床美術の試みなのかなと個人的に考えて楽しく思いました。
私が作ったのは、すごく重い物を持ってのけぞっている土偶です。お分かりいただけますでしょうか?

製作中は何度も手を止めてプログラムの内容を先生とみんなで確認しながら内容に忠実に取り組みました。

講習が終わった後にしばらく時間をとっていただけたので、みんなで色々話もできてこれからの活動に夢が膨らみ、次回を楽しみに終了しました。

 

  思い出の空を描く          土偶


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