臨床美術士への道 3

皆さま、こんにちは。

3回目の講座のご報告をいたします。
今回は、アクリル絵の具の「混合技法演習」と、オイルパステルの「感情のアナログ画(喜び)」を描きました。

「混合技法演習」では、仕上がりを考えずに思いっきりアクリル絵の具で遊んで、水彩絵の具との違いやアクリル絵の具の特性を掴む感じです。メディウムやモデリングペーストを混ぜて、途中ドライヤーで乾かしながらどんどん重ねて塗っていきます。
粘土に砂状の粒子が入ったようなモデリングペーストを絵の具に混ぜたら左官職人もどきの技で画面に盛り上げて塗れたのがとても新鮮でした。

その後は、アクリル絵の具の他にもプログラムの中で使われている色々な材料の使用方法について、実物作品をもとに紹介していただきました。

「感情のアナログ画(喜び)」は、2人1組になってのロールプレイングです。導入から制作の最後までで、1人20分かけてメインの指導者役をやります。宿題に出ていたアナログ画を見本に使います。
目に見えない感情の表現をデモでどのように表すか。参加者からどのように言葉を引き出したら「喜び」の感情に結びつけ、形のないものの表現に導くことができるのか。参加者にわかりやすいオイルパステルの表現方法などなど、頭痛がするほど考えました。
プログラムに記載されていることを守るのは厳守ですが、それだけではなく自分なりの準備や工夫と、相手に伝わる表現方法をしっかり持っておく必要があります。ちなみに私は喋りすぎて制作時間がかなり少なくなってしまった上に、見本のアナログ画を提示するのを忘れてしました。事前に実際に指導する場面の動画を撮って練習してみて、どんなふうに自分が話しているのか確認するといいです。
難しく書いてしまいましたが、せっかくの講習ですからいろんなご指摘をいただけるように当たって砕けろの精神で躊躇せずガンガンやったらいいと思います。

 

    


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